週中の水曜日、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は、April Trueの日だそうです。相手を傷つけない嘘が許されるApril foolの翌日なので、普段は言えない素直な本当の気持ちを相手に伝える日だそうです。April foolと合わせて素敵な記念日ですね。
本日は、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。本日は、伊藤忠商事(銘柄コード:8001、以下同社と呼びます)です。バフェットは2020年に5大商社(三井物産、三菱商事、丸紅、住友商事、伊藤忠商事)の株式をそれぞれ7~8%程度購入しています。また、3月17日には、それぞれ9%程度の株式を追加購入しました。
分析に入る前に、バフェットの銘柄選択術の13項目を軽く要約します。13項目は企業分析と株価分析の2つのパートに分かれています。13項目すべて確認するのではなく、質問に対して”いいえ”の項目があった時点で分析を止めて、他のもっとよい企業を分析することが推奨されています。もし、13項目の具体的な内容を知りたい方は、ぜひ以前の記事(https://ted-lifeblog.com/books_buffet_check_13/)をご一読ください。また、分析はあくまで私見ですので、投資される際は自己責任でお願いいたします。
企業分析パート
Q5. その企業の1株あたりの利益(EPS)は、安定成長しているか?
過去の10年間のEPS(円)、ROE(%)は下記の通り(同社2013~2023年の有価証券報告書から作成)。EPSは、152.14円から546.1円までの範囲で動いています。同期間中の赤字はなく、2013年以降は、順調に成長しています。そのため、回答は一応”はい”とします。
年 EPS($) ROE(%)
2013 162.32 15.06
2014 155.21 12
2015 189.13 12.35
2016 152.14 10.96
2017 223.67 14.66
2018 257.94 15
2019 324.07 17.04
2020 335.58 16.73
2021 269.83 12.1
2022 552.86 19.53
2023 546.1 16.6
10年間の平均 288.08円 14.7%
年平均成長率(%) 12.9% 0.98%
Q6.その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を上げているのか?
同社の10年間の平均ROEは、14.7%(Q5参照)でした。10年前に比べて、直近のROEは、ほぼ変わりません。また、目安である平均ROE15%以上をクリアしていません。ただし、バフェットが購入済なので、回答は一旦”はい”として、分析を進めます。
Q7.その企業は、強固な財務基盤を有しているか?
2023年の長期負債を当期純利益で割ると、6199億/6199億円 = 約1.01となる。これは、長期負債を経常利益で返済するには約1年かかります。他の商社を比較後、妥当がどうか、判断するので、一旦は保留とします。
Q8.その企業は自社株買いに積極的か?
2015年以降、135億から1,000億程度の自社株買いを実施しています。よって、回答は”はい”です。
Q9.その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか?
同社の製品の10年前と現在の価格情報がなかったので、調べられませんでした。そのため、回答は保留とします。
Q9-1.建物や設備の更新に大きな投資が必要か?
少なくても2018年から2023年にかけて、1078億~1941億程度の設備投資をしています。2023年は1941億でした。その用途は、第8事業セグメントのファミリマートの土地・建物、住生活事業の自動車用タイヤサービスの会社の土地、建物等でした。
Q9-2.研究開発費に大きな投資が必要か?
有価証券報告書によると、2023年の研究・開発活動の表記は特になしでした。そのため、回答は、”いいえ”です。
企業分析パートは、以上です。いかがでしたでしょうか?
数字を見ていくと、消費者独占企業としては、同業他社に比べて優位性があるとすればどこか、平均ROEが15%を超えていない点が、少し気がかりです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!
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