ZOZOをバフェット流に分析してみた(1)

ZOZO アパレル 投資

皆さん、こんばんは。

週初めの月曜日、いかがお過ごしでしょうか。

今日2月9日は、天使の囁き記念日だそうです。1978年(昭和53年)、北海道幌加内町で非公式の日本最低気温マイナス41.2度を記録した事を記念に、空気中の水蒸気が凍ってできるダイヤモンドダストを「天使の囁き」と呼び、制定されました。「天使の囁き」って良い響きですね。まだ本物を見たことがないので、ぜひ見てみたいです。

さて、本日も、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。本日は、ZOZO(銘柄コード:3092、以下同社と呼びます)です。

さて、分析に入る前に、バフェットの銘柄選択術の13項目を軽く要約します。13項目は企業分析と株価分析の2つのパートに分かれています。13項目すべて確認するのではなく、質問に対して”いいえ”の項目があった時点で分析を止めて、他のもっとよい企業を分析することが推奨されています。もし、13項目の具体的な内容を知りたい方は、ぜひ以前の記事(https://ted-lifeblog.com/%e3%83%90%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%83%e3%83%88%e6%b5%81%e9%8a%98%e6%9f%84%e9%81%b8%e6%8a%9e%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae13%e3%81%ae%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%83%e3%82%af%e9%a0%85%e7%9b%ae/26/)をご一読ください。また、分析はあくまで私見ですので、投資される際は自己責任でお願いいたします。

それでは、同社の分析を始めていきます。確認項目は質問形式なので、有価証券報告書や統合報告書で調べた結果をもとに、一つずつ回答していきます。

企業分析

Q1.その企業は消費者独占力を持っているか?

 日本でZOZOと言えば、ZOZOTOWNのサイトをチェックしたり、テレビCMを見た事がある方も多いのではないでしょうか。そのため、答えは、”はい”が該当すると考えます。また、ZOZOのユーザーは、”ZOZOTOWNユーザーの平均年齢は34.4歳(2022年度実績)ですが、18歳から利用が大きく伸びています”(「ファッションの『こと』ならZOZO」というイメージ醸成を目指す、ZOZOの戦略と取り組み (1/2):MarkeZine(マーケジン))。そのため、特に18歳から35歳くらいのユーザーにはZOZOブランドの認知度が高そうです。

Q2.その企業の事業内容を理解しているか?

 一言で説明するのが難しいので、ChatGPTに同社の事業内容をビジネスキャンバスでまとめてもらいました。その後、有価証券報告書や統合報告書(https://corp.zozo.com/integratedreport/)等をチェックして、修正したのが下記の図です。


1. 顧客セグメント(誰が顧客か?)

ZOZOは、ファッションが好きな人を中心に、幅広い年齢層にサービスを提供しています。

  • 若い世代(10代~30代):特にストリート系やカジュアルファッションに興味がある人たち。スマホやパソコンを使って、オンラインで買い物をするのが得意な世代(例:ZOZOTOWNの年間購入者数 1,100万人以上。ZOZOTOWN出店ブランドのコアターゲットである若年層ユーザーが全体の5割以上を占める)。
  • ファッションに興味がある全ての人:男性も女性も、シンプルな洋服からトレンドを押さえたものまで、何でも揃うので、年齢や性別に関係なく利用しています。

2. 価値提案(何が魅力的か?)

ZOZOの一番の魅力は、**「多くのブランドと商品を一つのサイトで買えること」**です。

  • 幅広い商品選択肢:洋服、靴、アクセサリー、さらには美容商品まで。どんなファッションを好んでいても、必ず自分に合ったアイテムが見つかります(例:コスメ専門モール「ZOZOCOSME」)。
  • 簡単なショッピング体験:スマホやパソコンで、いつでもどこでも買い物ができ、すぐに届くので、買い物が楽しくなること間違いなし!

3. チャネル(どうやって顧客に届けるか?)

  • ZOZOTOWNウェブサイト&アプリ:スマホアプリやPCから簡単にアクセスできます。これが主な販売チャネルです。
  • Yahoo!ショッピングへのZOZOTOWN出店:他にもヤフオクへのZOZOUSEDの出店があります。
  • SNS(インスタグラム、Twitterなど):ZOZOはSNSを使って、ファッションのトレンドや新商品の情報を素早く発信。おしゃれな画像や動画を通じて、顧客の興味を引きます。

4. 顧客関係(どんな関係を顧客と築くか?)

ZOZOは顧客と、信頼関係を大切にしています

  • パーソナライズされたおすすめ:ZOZOのウェブサイトやアプリでは、顧客が見た商品や買った商品に基づいて、次におすすめするアイテムを提案してくれます。これにより、顧客は自分の好みにぴったりな商品を簡単に見つけることができます(超パーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」)。
  • カスタマーサポート:何か問題があったときには、迅速に対応してくれるカスタマーサポートが充実しています。

5. 収益の流れ(どこでお金を稼ぐか?)

ZOZOは、主に商品の販売で収益を上げています。

  • 商品の販売利益:ZOZOでは、さまざまなブランドの洋服やアクセサリーを販売しており、その利益がZOZOの主な収益源です。
  • LINEヤフーコマース:Yahoo!ショッピングやヤフオクでの収益です。
  • BtoB事業:アパレルメーカーが独自開発するECサイト開発、デザイン制作、マーケティング支援等です。
  • 広告収入:人気ブランドの広告やプロモーションを提供して収益を得ることもあります。

6. 主な資源(どんなリソースが必要か?)

ZOZOが成功するためには、以下のリソースが必要です:

  • 技術とシステム:ウェブサイトやアプリがスムーズに動作し、簡単に商品が購入できるようにするためのシステム開発が重要です(例:現在米国で提供しているボディーマネジメントサービス「ZOZOFIT」のアプリ)。
  • ブランドや商品:多くのファッションブランドと提携し、豊富な商品ラインナップを提供するために、しっかりとした供給ネットワークが必要です。

7. 主要活動(どんな活動をするか?)

ZOZOが行っている主要な活動は以下の通りです:

  • 商品の仕入れ:国内外のファッションブランドと提携し、さまざまな商品を取り揃えます。
  • 受注生産:生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」をブランド各社へ提供し、生産型数は前期比307%、生産枚数は136%と着実に成長します。
  • マーケティング:SNSを使った広告やプロモーション、メールマガジンなどで新商品やセール情報を広めます。
  • 配送システムの管理:顧客に素早く、正確に商品を届けるために配送システムを管理しています(例:自動化により既存拠点と比べ、30%の省人化が可能な物流拠点「ZOZOBASEつくば3」を新たに開設)。

8. 主要パートナー(どんなパートナーと連携するか?)

  • ブランドやショップ:ZOZOは、多くの有名ファッションブランドと提携しています。これにより、ZOZOTOWNに豊富な商品が並びます。
  • 配送業者:商品を迅速に届けるために、配送業者とのパートナーシップも重要です。
  • Zホールディングス(株):2019年に資本提携し、ZOZOは子会社となりました。

9. コスト構造(どんなコストがかかるか?)

ZOZOの主なコストは、以下の通りです:

  • 商品仕入れのコスト:多くのブランドの商品を取り扱っているため、その仕入れにかかるコストが大きいです。
  • システム維持費用:ウェブサイトやアプリが問題なく動作し続けるための開発・運営費用。
  • マーケティング費用:SNS広告やテレビCMなど、顧客に商品を知ってもらうための費用がかかります。

Q3.その企業の製品・サービスは20年後も陳腐化していないか?

 顧客がインターネットやアプリを通してファッションを購入する機会が大きく減るとは考えにくい。しかし、日本全体の人口減のため、特にZOZOのターゲットとなる若年層の人口は相対的に減少することが考えられる。そのため、ZOZOはActiveな会員数を増やす事、購入頻度を増やせるかが課題となりそう。一旦は、陳腐化しないで分析を進める。

Q4.その企業はコングロマリットか?

 統合報告書によると、同社は、”EC事業の単一事業であるため、セグメント別の情報は記載しておりません”とのことから、主にアパレル関連のEC事業に集中している

企業分析パートのQ4までは、以上です。いかがでしたでしょうか?

特に驚いたのは、2019年にZホールディングス㈱と資本提携していたことです。さて、今回は長文となってしまったので、Q5以降の企業分析析パートは明日以降に記載します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!

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