皆さん、こんばんは。
週中の水曜日、いかがお過ごしでしょうか。
今日2月19日は、二十四節気で表現すると雨水(うすい)です。雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃とされています。農耕の準備を始める目安ともされ、春の訪れを感じさせる時期です。まだまだ雪が降っている地域もあるので、早く春の訪れを感じたいものです。
さて、本日も、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。本日は、ZOZO(銘柄コード:3092、以下同社と呼びます)です。
さて、分析に入る前に、バフェットの銘柄選択術の13項目を軽く要約します。13項目は企業分析と株価分析の2つのパートに分かれています。13項目すべて確認するのではなく、質問に対して”いいえ”の項目があった時点で分析を止めて、他のもっとよい企業を分析することが推奨されています。もし、13項目の具体的な内容を知りたい方は、ぜひ以前の記事(https://ted-lifeblog.com/books_buffet_check_13/)をご一読ください。また、分析はあくまで私見ですので、投資される際は自己責任でお願いいたします。
それでは、同社の分析を始めていきます。確認項目は質問形式なので、有価証券報告書や統合報告書で調べた結果をもとに、一つずつ回答していきます。
企業分析
Q5. その企業の1株あたりの利益(EPS)は、安定成長しているか?
過去の10年間のEPS(円)、ROE(%)は下記の通り(同社2013~2023年の有価証券報告書から作成)。EPSは、16円から131円までの範囲で動いている。振れ幅が大きいが、2013年以降ほぼ順調に安定成長している。従って、回答は”はい”となる。
年 EPS($) ROE(%)
2013 16.26 43.18
2014 24.27 41.5
2015 27.93 34.94
2016 37.46 68.6
2017 54.66 57.91
2018 64.68 49.39
2019 52.2 70.9
2020 61.59 54.45
2021 101.3 55.8
2022 115.01 62.79
2023 131.82 51.63
10年間の平均 62.47円 53.7%
年平均成長率(%) 28.3% 1.8%
Q6.その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を上げているのか?
同社の10年間の平均ROEは、53.7%(Q5参照)だった。10年前に比べて、直近のROEは概ね微増している。また、目安である平均ROE15%以上をクリアしているので、回答は”はい”となる。
Q7. その企業は、強固な財務基盤を有しているか?
2023年の負債合計を経常利益で割ると、20,400百万/39,526百万 = 約0.5となる。これは、負債合計を税引後利益で返済するには0.5年かかることになる。つまり、いつでも負債を返済できる。また、2023年には、204億円程度の有利子負債はあるが、すぐに経常利益で返せるので、強い財務基盤を有していると判断する(IRBANK https://irbank.net/E05725/bs)。
Q8.その企業は自社株買いに積極的か?
2013年、2016年、2019年、2022年にそれぞれ自社株買いをしている。そのため、回答は”はい”となる。
Q9.その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか?
メイン事業のZOZOTOWNの製品はアパレルなどで多種多様なので、単純に10年前と価格を比較する事は難しい。しかし、通販の送料を見ると、2022年、2024年4月にそれぞれ値上げしているので、費用を価格転嫁できていると考えられる。また、商品取扱高の推移は、2013年95,897百万円から2023年544,317百万円と約5.7倍に増えているので、価格転嫁による買い控えなどの影響は少なさそうである。
Q9-1.建物や設備の更新に大きな投資が必要か?
有価証券報告書によると、有形固資産は、2013年153億から2023年187億へ増加している。また研究開発費用も、2013年0円から2023年は8.4億に増加している。正確には同業他社と比較してから判断する必要がある。
企業分析パートは、以上です。いかがでしたでしょうか?
数字を見ていくと、消費者独占企業に近い印象を受けました。ただし、ファーストリテーリング(ユニクロ)、インデテックス(ZARA)、SHEINなどの同業他社と比べた場合、永続的な競争優位性があるのかは気になります。さて、今回は長文となってしまったので、株価分析パートは明日以降に記載します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!
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