5月第4週の金曜日、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、恋文を送る日だそうです。「こ(5)い(1)ぶ(2)み(3)」の語呂合わせから、恋文(ラブレター)を送る日として制定されたようです。恋文を書いた事がある人、今まさに書いてる人、受け取ったことがある人、これから受け取る人がハッピーになれそうな一日ですね。
さて、本日は、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。本日は、ディスコ(銘柄コード:6146、以下同社と呼びます)です。同社は、プライム市場に上場しています。
企業分析パート
Q5. その企業の1株あたりの利益(EPS)は、安定成長しているか?
過去の10年間のEPS(円)、ROE(%)は下記の通り(同社2013~2023年の有価証券報告書から作成)。EPSは、73.6円から765.46円までの範囲で動いています。ほぼ右肩上がりで成長しています。そのため、回答は”はい”です。
年 EPS($) ROE(%)
2013 73.26 6.88
2014 119.17 9.96
2015 193.56 13.28
2016 215.36 13.81
2017 225.27 13.42
2018 345.22 18.2
2019 267.45 13.17
2020 256.51 12.26
2021 361.82 15.56
2022 611.67 22.62
2023 765.46 23.9
10年間の平均 312.25円 14.8%
年平均成長率(%) 26.45% 13.26%
Q6.その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を上げているのか?
同社の10年間の平均ROEは、14.8%(Q5参照)でした。10年前に比べて、直近のROEは、16%程度伸びています。しかも、目安である平均ROE15%にほほ近いです。そのため、文句なしに、回答は”はい”です。
Q7.その企業は、強固な財務基盤を有しているか?
2023年の長期負債は0なので、当期純利益から返済する必要はありません。そのため、非常に強い財務基盤を持っています。回答は、”はい”です。
Q8.その企業は自社株買いに積極的か?
2013年から2023年の間、100万~600万円程度の自社株買いをしています。直近で自社株買いをしたのは、2020年で、100万程度でした。よって、回答は微妙ですが、辛うじて”はい”です。
Q9.その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか?
同社の製品の10年前と現在の正確な価格情報がなかったので、調べられませんでした。そのため、回答は、”不明”とします。
Q9-1.建物や設備の更新に大きな投資が必要か?
少なくても2013年から2023年にかけて、毎年56.8億~456億程度の設備投資をしています。2023年は150億でした。その用途は、研究開発拠点である羽田R&Dセンターの設備投資でした。
Q9-2.研究開発費に大きな投資が必要か?
有価証券報告書によると、2023年の研究・開発活動の表記は273億円でした。同年の売上が、2,841億なので、売上に占める研究開発費率は、約10%程度です。主な用途は、既存の製品・サービスに関する研究、研磨技術やレーザー技術のエンジニアの採用、シリコン以外の素材加工に関する技術開発などです。
企業分析パートは、以上です。いかがでしたでしょうか?
数字を見ていくと、同社は、消費者独占企業の基準にある程度合致します。特に合致した基準は、毎年成長するEPS、平均10年で15%程度のROEを維持、長期負債がない強い財務基盤等です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!
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