レーザーテックをバフェット流に分析してみた(1)

レーザーテック 半導体 検査機器 投資

週中の水曜日、いかがお過ごしでしょうか。

1936年(昭和11年)の2月26日は、陸軍の皇道派青年将校らがクーデター「二・二六事件」を起こしました。岡田啓介内閣の打倒を目指し、首相官邸などを襲撃し、内大臣の斎藤実や大蔵大臣の高橋是清らが殺害されました。89年前に、当時の首相官邸(赤坂)、警視庁(霞が関)、内大臣官邸・大蔵大臣官邸(永田町・麹町)で事件があった事を考えると、温かな空気の中に静かな冷たさを感じます。

さて、本日も、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。本日は、レーザーテック(銘柄コード:6920、以下同社と呼びます)です。

さて、分析に入る前に、バフェットの銘柄選択術の13項目を軽く要約します。13項目は企業分析と株価分析の2つのパートに分かれています。13項目すべて確認するのではなく、質問に対して”いいえ”の項目があった時点で分析を止めて、他のもっとよい企業を分析することが推奨されています。もし、13項目の具体的な内容を知りたい方は、ぜひ以前の記事(https://ted-lifeblog.com/books_buffet_check_13/)をご一読ください。また、分析はあくまで私見ですので、投資される際は自己責任でお願いいたします。

企業分析パート

Q1.その企業は消費者独占力を持っているか?

同社は、極端紫外線(EUV)光源を使って微細な電子回路が描かれているガラス板である「マスク」の欠陥を検査する技術に強みがあり、この分野では100%近いシェアを持っているhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJ9S0DT1UM0W00?utm_source=chatgpt.com)。また、半導体マスク欠陥検査装置の開発・製造には高度な技術力と多額の投資が必要です。レーザーテックは長年の研究開発と経験により、他社が容易に参入できない高い参入障壁を築いている。そのため、答えは、”はい”が該当すると考えます。

Q2.その企業の事業内容を理解しているか?

一言で説明するのが難しいので、ChatGPTに同社の事業内容をビジネスキャンバスでまとめてもらいました。その後、有価証券報告書や統合報告書等をチェックして、修正したのが下記の図です。

顧客セグメント

主要顧客は、世界中の半導体メーカーや電子機器メーカーです(例:台湾積体電路製造(TSMC)や米インテル、韓国サムスン電子)。特に、EUV(極端紫外線)リソグラフィ技術を採用する最先端の半導体製造企業が重要な顧客となっています。同社の海外売上比率は80%以上です。

価値提案

「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」という経営理念のもと、同社は他社にはない独自の検査・計測装置を提供しています。特に、EUVリソグラフィ関連のマスク欠陥検査装置では、世界シェア100%を誇り、業界標準機として認知されています。また、インテル、TMSC、ローム社などから、Awardを受賞しています。

チャネル

同社は直接販売を基本とし、顧客との密接な関係を築いています。また、グローバルに展開するため、海外拠点や現地法人を通じて各地域の顧客に対応しています。具体的には、DesignReview(製品設計と顧客のニーズをあわせて検討する会議)の実施や海外のフィールエンジニア活動等があります。

顧客との関係

同社は、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ製品の提供や、導入後の技術サポートを通じて、長期的な信頼関係を構築しています。これにより、リピーターや継続的な取引が多く、安定した収益基盤を築いています。施策としては、売上の10%程度の販売後の装置メンテナンスサービスを20%以上に高めることを目標にしています。

収益の流れ

主な収益源は、半導体関連の検査・計測装置の販売です。2024年6月期の年間売上高は約2,135億円であり、社員数1,017名で一人あたり約2億993万円を売り上げています

主要リソース

レーザーテックの強みは、高度な技術力を持つ人材と、最先端の研究開発設備です。売上の約10%を研究開発に投じ、全従業員の6割以上がエンジニアという体制で、革新的な製品開発を推進しています。

パートナー

レーザーテックは、部品供給業者や研究機関との連携を強化しています。特に、ファブライト(製品製造は外部委託する事)のサプライヤーとの連携を強化しています。

コスト構造

主なコストは、研究開発費、人件費、製造コストです。売上高に対する研究開発費の割合が高く、技術革新を重視する姿勢がうかがえます。また、2024年6月期の年間営業利益は約814億円であり、社員一人あたり約8,003万円の営業利益を生み出しています。

Q3.その企業の製品・サービスは20年後も陳腐化していないか?

20年後の半導体製造装置は、読みずらいので、保留とします。一旦は、陳腐化しないという方向で分析を進めます。

Q4.その企業はコングロマリットか?

有価証券報告書に、当社の事業は、検査・測定装置の設計、製造、販売を行う単一のセグメントであるので、特にコングロマリットではない。

企業分析パートのQ4までは、以上です。いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!

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