週中の木曜日、いかがお過ごしでしょうか。
1996年(平成8年)の2月27日は、ゲームボーイのポケモンシリーズ1作目、ポケットモンスター赤・緑の発売日だったそうです。2023年には、ポケモン関連ゲームソフトの出荷本数が世界累計で4億8000万本を突破したようです。日本の人口の4倍くらいです。ゲーム業界だけではなく、アニメ、映画を含めると大きな経済効果ですね。
さて、本日も、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。銘柄は、引き続き、レーザーテック(銘柄コード:6920、以下同社と呼びます)です。
さて、分析に入る前に、バフェットの銘柄選択術の13項目を軽く要約します。13項目は企業分析と株価分析の2つのパートに分かれています。13項目すべて確認するのではなく、質問に対して”いいえ”の項目があった時点で分析を止めて、他のもっとよい企業を分析することが推奨されています。もし、13項目の具体的な内容を知りたい方は、ぜひ以前の記事(https://ted-lifeblog.com/books_buffet_check_13/)をご一読ください。また、分析はあくまで私見ですので、投資される際は自己責任でお願いいたします。
それでは、同社の分析を始めていきます。確認項目は質問形式なので、有価証券報告書や統合報告書で調べた結果をもとに、一つずつ回答していきます。
企業分析パート
Q5. その企業の1株あたりの利益(EPS)は、安定成長しているか?
過去の10年間のEPS(円)、ROE(%)は下記の通り(同社2013~2023年の有価証券報告書から作成)。EPSは、17円から511円までの範囲で動いている。2013年以降ほぼ順調に右肩上がりで安定成長している。従って、回答は”はい”となる。
年 EPS($) ROE(%)
2013 17.08 10.2
2014 21.84 11.3
2015 32.76 14.78
2016 35.79 14.82
2017 39.2 14.45
2018 48.42 16.15
2019 65.79 19.09
2020 120.02 27.64
2021 213.47 34.89
2022 275.56 34.17
2023 511.89 42.31
10年間の平均 125.62円 21.8%
年平均成長率(%) 40.5% 15.29%
Q6.その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を上げているのか?
同社の10年間の平均ROEは、21.8%(Q5参照)だった。10年前に比べて、直近のROEは4倍となっている。また、目安である平均ROE15%以上をクリアしているので、回答は”はい”となる。
Q7. その企業は、強固な財務基盤を有しているか?
2023年の負債合計を経常利益で割ると、872百万/62,098百万 = 約0.014となる。これは、負債合計を経常利益で返済するには0.014年かかることになる。つまり、いつでも負債を返済できる。また、2023年には、50億円程度の有利子負債はあるが、すぐに経常利益で返せるので、強い財務基盤を有していると判断する(出所:https://irbank.net/E01991/results#note_6)。
Q8.その企業は自社株買いに積極的か?
2013年以降は、自社株買いの記録はなかった。また、発行株総数が増えているので、増資をしている。そのため、回答は”いいえ”となる。
Q9.その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか?
同社の製品の10年前と現在の価格情報がなかったので、調べられなかった。しかし、一般的に1台数億円から十数億円かかるようだ。そのため、回答は保留となる。
Q9-1.建物や設備の更新に大きな投資が必要か?
2013年から2022年に掛けては、1億~30億程度の設備投資をしている。また、2023年6月は、210億7200万円の設備投資をしている。大きな投資が必要である。そのため、回答は”はい”である(https://irbank.net/E01991/results#note_6)。
企業分析パートは、以上です。いかがでしたでしょうか?
数字を見ていくと、消費者独占企業としては、自社株買いにあまり力を入れていない事、設備投資が大きいことが気がかりです。また、アメリカの大手検査装置会社KLAも競合になりそうな事も懸念点として挙げられます。しかし、それ以外は、概ねとても良い印象です。さて、今回は長文となってしまったので、株価分析パートは明日以降に記載します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!
コメント