週末の土曜日、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、暖かく春らしい一日ですね。花粉が飛んでいそうなので、お気をつけください。
さて、本日も、”バフェットの銘柄選択術”で学んだ分析方法を使って、企業分析を実践してみます。本日は、三井物産(銘柄コード:8031、以下同社と呼びます)です。
分析に入る前に、バフェットの銘柄選択術の13項目を軽く要約します。13項目は企業分析と株価分析の2つのパートに分かれています。13項目すべて確認するのではなく、質問に対して”いいえ”の項目があった時点で分析を止めて、他のもっとよい企業を分析することが推奨されています。もし、13項目の具体的な内容を知りたい方は、ぜひ以前の記事(https://ted-lifeblog.com/books_buffet_check_13/)をご一読ください。また、分析はあくまで私見ですので、投資される際は自己責任でお願いいたします。
企業分析パート
Q5. その企業の1株あたりの利益(EPS)は、安定成長しているか?
過去の10年間のEPS(円)、ROE(%)は下記の通り(同社2013~2023年の有価証券報告書から作成)。EPSは、-23.27円から360.91円までの範囲で動いています。2016年の赤字を除き、2013年以降は、ほぼ横ばいか少し成長しいます。そのため、回答は一応”はい”とします。
年 EPS($) ROE(%)
2013 81.08 8.62
2014 96.11 9.17
2015 85.49 7.48
2016 -23.27 0*
2017 85.6 8.2
2018 118.84 10.53
2019 119.17 9.72
2020 113.06 10.26
2021 99.64 7.34
2022 280.81 16.32
2023 360.91 17.76
10年間の平均 128.86円 9.6% *2016年のROEは不明のため、0とした
年平均成長率(%) 16.10 7.5%*2016年のROEは”0″として、直近10年間の成長率を計算。
Q6.その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を上げているのか?
同社の10年間の平均ROEは、9.6%(Q5参照)でした。10年前に比べて、直近のROEは、2倍程度になっている。しかし、目安である平均ROE15%以上をクリアしていません。ただし、バフェットが購入済なので、回答は一旦”はい”として、分析を進めます。
Q7.その企業は、強固な財務基盤を有しているか?
2023年の長期負債合計を経常利益で割ると、2兆3905億/9225億円 = 約2.59となる。これは、長期負債を経常利益で返済するには2.6年かかる。他の商社を比較後、妥当がどうか、判断するので、一旦は保留とします。
Q8.その企業は自社株買いに積極的か?
2008年から2023年まで、数千万から2703億程度の自社株買いを実施しています。よって、回答は”はい”です。
Q9.その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか?
同社の製品の10年前と現在の価格情報がなかったので、調べられませんでした。そのため、回答は保留とします。
Q9-1.建物や設備の更新に大きな投資が必要か?
2018年から2023年にかけて、629億~2281億程度の設備投資をしています。2023年は2281億でした。その用途は、エネルギー事業における資源輸送のための長期傭船、次世代・機能推進事業の複合用途ビル、金属資源事業におけるオーストラリア等の鉄鉱石採掘設備でした。
Q9-2.研究開発費に大きな投資が必要か?
有価証券報告書によると、2023年の研究・開発活動の表記は特になしでした。そのため、回答は、”いいえ”です。
企業分析パートは、以上です。いかがでしたでしょうか?
数字を見ていくと、消費者独占企業としては、同業他社に比べて優位性があるとすればどこか、平均ROEが15%を超えていない点が、少し気がかりです。さて、明日は、株価分析パートは明日以降に記載します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日も良い一日をお過ごしください!
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