皆さん、こんばんは。週末の土曜日、いかがお過ごしでしょうか。
さて、1493年の今日は、アメリカ大陸へ最初の航海を終えたコロンブスが、スペインに帰還した日とされています。実は、コロンブスは最後までアメリカ大陸をアジアの一部だと信じていたようです。新大陸だと証明した探検家の名前は、アメリゴ・ヴェスプッチ。彼の名前が由来となり、アメリカ大陸という名前になりました。
本日は、ローレンス・A・カニンガム(Lawrence A. Cunningham)の著書『バフェットからの手紙』(2023年、パンローリング、第8版)を解説します。著者は、法律事務所で企業法務を担当し、多くの米国企業の取締役を務めています。
本書では、企業統治、投資、普通株、選択肢、買収、評価、会計、税務、アメリカの歴史など多くの点に言及しています。論点が多いので、主要なポイントをお伝えします。
「バフェットからの手紙」のポイント
1. 企業の内在的価値に注目せよ
内在的価値とは、将来、企業が生み出す現金(キャッシュフロー)を一定の割合で割り引いた現在の価値です。この計算は非常に難しく、事業が不透明であればあるほど、間違いやすいと記載されています。また、財務諸表は、会社の価値がおおよそどの程度か、現在や将来の債務を返せる可能性はどれくらいか、経営者がどのくらい優れた経営をしているか、を答えるものだとしています。
2.バフェットが投資する企業の条件
バフェットだけではなく、個人投資家も下記の条件で企業を見ると、よい選別ができそうです。
①大企業である
②安定した収益力がある(私たちは、将来の予測や「再生」計画には関心がありません)
③負債がほとんどなく、ROE(自己資本利益率)が高い
④優れた経営陣がいる(私たちが送り込むことはできません)
⑤単純な事業(たくさんの技術があっても、私たちには理解できません)
⑥価格が提示されること(事前の話し合いであっても、価格が決まらない状態で、私たちや売り手の時間をむだにしたくはありません)
バフェットからの手紙【第8版】p373 から引用
3.株主利益
同書では、株主利益を具体的に定義しています。おざっぱに言うと、キャッシュフロー計算から設備投資額を引くイメージでしょうか。下記情報なら、過去の財務諸表からある程度調べられそうです。
それ(株主利益)は、[(A)会計上の利益] + [(B)減価償却費、減耗償却費、のれん償却費およびそれ以外のいくつかの費現金費用(企業Nにおける費用①および④)] ー [(C)その企業が長期的な競争力と売上を維持するために必要な売上を維持するために必要な平均的な年間設備投資費用](もし同様に追加的な運転資金が必要ならば、それも(C)に加えます。
バフェットからの手紙【第8版】p434 から引用
本書の魅力と学び
いくつか具体的な企業名(USスチール等)が出てくるので、バフェットが企業分析する場合、どのようなポイントを考えているのかが確認しやすくなります。本書の事例を元に、バフェットの考え方をノートに書きながら、検証していくとより個別株への理解が深まりそうです。
まとめ:中級から上級者に必読の書
『バフェットからの手紙』は、より深く個別株に取り組みたい方にとってとても価値のある一冊です。
特に、個別株を始めたい人やバフェットと同じ分析をして答え合わせしたいという方にとって、最適な本といえるでしょう。
本書を読むことで、安全域(Margin of safety (得られる価値と支払う価格の差))を理解し、買い時を見計ら、長期保有すると、株式投資家として更に成長できる気がします。資産形成の第一歩として、ぜひ読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。良い一日をお過ごしください!
コメント